COSの日本国内で効果的なブランディングを狙った取り組みの実行をクリエイティブコンサルタントとして担当しました。本プロジェクトはブランドの根底にある「タイムレス・モダン・クラシックと触れ合う」というメッセージを、 COS JAPANのe-commerce立ち上げに合わせ、ワードローブに必要不可欠なアイテムの展示を通してそのデザイン哲学/性質を表現する内容になります。会場となった代官山 T-SITEとのコラボレーションにより実現し、来場者はCOSのデザインに触れ、アートや建築から影響を受けているブランドの哲学やデザインへの理解を深めるエキシビションとなりました。また展示の一部として、選りすぐりの書籍や文学のセレクションも披露されました。
Klein Dytham Architectureの設計による代官山 T-SITEは、日本のレンタルチェーンのTSUTAYAによる書籍・音楽・映画の複合商業施設。また代官山蔦屋書店は大人へ向けた「森の中の図書館」をテーマに掲げる。3棟の建物が連なる1階部分には、55mnにおよぶ「マガジンストリート」が設置され、6つの専門書籍がそれぞれカテゴリー別に並ぶ。カフェスペースも設けており、店内でゆったりと書籍を読むことができる。
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Ace Hotel Kyotoのオープンを祝し、京都をテーマにしたAce Hotel Londonでのカルチャルプログラムイベントをプロデュースしました。
Sounds of Kyoto – 京都からインスパイアされた2時間のプレイリストをBonjour Recordsに制作依頼。Ace Hotel London限定の本プレイリストは、2週間にわたりホテルロビーでゲストに楽しまれました。
Kyoto Sake Tasting – MUSEUM OF TOKYOのディレクター、菊谷なつきを迎えての日本酒テイスティングを開催しました。日本酒の歴史や京都における蒸留文化を紐解くとともに、京都府内の蒸留所4箇所から選んだ日本酒5種を提供。イベントで配布された小冊子のデザインと制作も担当しました。
Small Buildings of Kyoto – Small Buildings of Kyotoの書籍から選んだ、京都の様々な建物の写真を壁一面に展示する企画を行いました。
Sake tasting night at Ace Hotel London with Natsuki Kikuya from Museum of Sake.
Small Buildings of Kyoto by John Einarsen.
Sounds of Kyoto by Shogo Misume of Bonjour Records x Ace Hotel London.
Bonjour Recordsは音楽やファッションといったジャンルを問わず、国内外から良いモノにこだわってセレクトするライフスタイルリテーラー。好奇心やオープンマインドな人が集まるプラットホームとしても機能する。
MUSEUM OF SAKEは、酒ソムリエの菊谷なつきによる無形美術館。日本酒の普及を目的に、飲食業界をはじめとする様々な場でイベントや講演を行う。これらの活動を通じて日本とイギリス、ヨーロッパをつなぐ架け橋となっている。
Small Buildings of Kyotoは、Kyoto Journalの発行人でもある、John Einarsenによる写真集。京都の街中で撮影された趣のある家や商店、町工場、神社や茶屋など、日本の古都を感じさせる100枚の写真を収録。
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クリエイティブなファッション・ライフスタイルショールームを運営するTOUBA LONDONのブランド強化にあたり、ロゴとウェブサイトのデザインを受けました。またTOUBA LONDONが手がけるアートビジネス、Le Salon Des Artsのロゴの刷新も行いました。
TOUBA LONDON は、ロンドンを拠点に活動するエージェンシー兼ディストリビューター。イギリス国内外の新進気鋭から著名ブランドまで様々なクライアントを抱え、ロンドンやパリ、東京やコペンハーゲン、ニューヨークで、アートエキシビションやショールームも開催している。
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London Craft Week 2019の期間中にCompany Place、Kiosk N1Cとの共同プロジェクトとして、ブレインストーミングとコンセプトメイキング、Coal Drops Yardの広場に旗のように展示する手染めのインディゴフラッグシリーズをBUAISOUに依頼。また同時期に参加者が日本の天然の藍を使った手染め技術を学べるワークショップも開催しました。本ワークショップは、ロンドンで初めて日本の藍染職人技を体験できるプロジェクトとなり、イギリスのメディアでも大きくとりあげられるプロジェクトとなりました。
2012年に設立されたBUAISOUは、阿波藍の産地として有名な徳島県を拠点に、日本の藍の伝統を守るとともに復興を目指す職人集団。BUAISOUは藍の栽培や染料の製作、デザインや商品の生産まで一貫して全てを行う。
Coal Drops Yardは、ロンドン・キングスクロスにできた新しいショッピング、レストラン街。元々は毎年ロンドンに運ばれる800万トンの石炭を処理するため1850年に設立され、後にナイトクラブ「 Bagley’s」と「The Cross」があった場所として知られる。ビクトリア朝時代から残る建物の構造を、Heatherwick Studioによる現代的なデザインと織り交ぜ、2018年10月にリニューアルオープンした。 Granary SquareとRegent’s Canalに隣接する歴史的建造物とアーチを再構築したCoal Drops Yardには、カフェやバー、良質なインデペンデントなレストランやパブリックスペースなど、独自にセレクトされた50以上の店舗を収容する。
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London Design Festival 2019の期間中に「BAO BAO VOICE」と題した、Bao Bao Issey Miyakeによるイベントの開催に際し、イベント全体のプロモーションとマーケティング戦略の構築をしました。本イベントはブランドの持つ遊び心とともに、ユニークでカラフルなデザインで目を引く、インタラクティブで視覚や聴覚にうったえかけるソニックイベントとしてはブランド海外初の取り組みでした。「BAO BAO VOICE」はプロダクトに動きと音を組み合わせ、来場者がバッグを楽器のように扱いながら、構造・型・質感を体感できるイベントとなりました。
BAO BAO ISSEY MIYAKEは、ピースを組み合わせ構成することで自由自在な形を無限に作り出す革新的なコンセプトと製法によるバッグブランド。2010年の創業以来、シンプルなピースと多様な素材を使った型を追求し、独自の商品レンジを確立している。BAO BAO ISSEY MIYAKEのバッグは、様々な形に変化する三角形のパーツを使用しており、バッグの構造は使い方や光、色によって無限に変化するのが特徴。また偶然の発見による美しさ、遊び心、そして日常生活における実用性も兼ね備えている。
London Design Festivalは、2003年にSir John Sorrell(英帝国勲爵士)とBen Evansによって設立。毎年デザインの中心地としてロンドンを祝すとともに、世界へと発信している。London Fashion Week、Frieze Art Fair、London Film Festivalと並び、ロンドンのクリエイティブシーズンの秋における重要なイベントとして評価を得ており、優れた思想家や実業家、リテーラー、教育者が一堂に集まり、街全体で行うセレモニーとして知られる。
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アジア太平洋地域向けの「Le Coq Sportif SS2019」キャンペーンのブレインストーミング、コンセプトメイキング、現地でのクリエイティブ制作、キャスティングからマネージメントを一貫して行いました。
Photography by Laura McCluskey
Videography by Chus Anton + Gregory Clavijo
Laura McCluskey はイギリス・ケント州出身のフォトグラファー、ビジュアルアーティスト。拠点をロンドンに移してからの10年は、ファッション、ポートレート、ドキュメンタリーなどのプロジェクトに取り組んでいる。
Chus Antonはロンドンを拠点に活動するスペイン人フォトグラファー。写真と動画の両方にわたって作品を発表している。Gregory Clavijoは、ロンドンを拠点に動画や写真、スタイリングも手がけるフランス人ビデオグラファー。
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フランス人アーティストJean Jullien、東京にあるアートギャラリーGallery Targetと共同企画展「ONAJIUMI 同じ海」を開催しました。本展ではJeanの故郷であるナントでの思い出からインスピレーションを得て描いた手描きのシリーズを展示し、ブルターニュでの旅の思い出やその色を東京の街へと連れてきました。またBEAMS、FABRICK、RUTSUBO、Papier Laboとの商品企画、日本を代表する雑誌BRUTUSとの表紙制作/電車の車内吊り輪広告ビジュアルを含むPR活動も担当しました。
Jean Jullienは、ロンドンのCentral Saint Martin’sとRoyal College of Artで教育を受けたフランス人グラフィックアーティスト。イラストレーションから写真、ビデオ、コスチューム、インスタレーション、書籍やポスター、洋服まで幅広い分野で活動しており、一貫性がありながらも折衷的な作品を制作している。これまでTate Museum(ロンドン)、HVW8(ロサンゼルス、ベルリン)、Wythe Hotel(ブルックリン)、シンガポール国立博物館、Kemistry Gallery(ロンドン)、MIMA Museum(ブリュッセル)などで作品を発表。また現在はパリに拠点を移し、Colette、The New Yorker、National Geographic、Museums Quartier Vienna、Phaidon Press、UNICEF、Eurostar、Majestic Wines、The Wall Street Journal、Transport for Londonなど数多くの出版社や企業にイラストを提供している。
2007年にオープンしたGallery Targetは、Andy Warholをはじめとする世界中のポップアーティストの作品を主に取り扱っている。原宿にあるスペースでは、国内外の様々な現代アーティストとの展覧会を定期的に開催。これまでにPeter Sutherland、INVADER、ESPO、Larry Clarke、六角 綾子、高木 耕一郎、KYNE、花井 裕介などのアーティストらとエキシビションを開催している。
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香港発のアートとフードを組み合わせた、新しいコンセプトのポップアップレストランGenki Sushiのプロジェクトマネージメントを、長場 雄氏とTURNクリエイティブエージェンシーから依頼を受けました。店内には大規模な手描きの壁画や、新しいディレクションのもと、アートとの親和性を高めた限定グッズの販売と香港メディア関連のコーディネーションと対応を行いました。
長場 雄は、東京で最も人気のあるアーティストの一人。極力少ない線で被写体の特徴を捉えるアイコニックなスタイルが特徴的。POPEYEやBRUTUS、GINZAやEsquire UK、Plant Journalといった雑誌の他、Panasonic、Softbank、Apple、Gap、Toyota、Netflix、東京メトロなどのクライアントにイラストを提供している。
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BEAMS x MR PORTER – London Collections Men
MR PORTERとBEAMSとのコラボレーションのもと、日本ブランドによる6つのエクスクルーシブコレクションのキュレーションを行いました。各デザイナーはワークウェアからテーラリングまで、現代と伝統とを融合させた独自のシグネチャースタイルを、これらの限定カプセルコレクションにて表現しました。ALOYE、TEÄTORA、MARVY JAMOKE、KICS DOCUMENT、SASQUATCHFABRIX、orSlowの6ブランドが参加し、本プレゼンテーションは、London Fashion Week Men’sの公式イベントとして開催されました。
会場のインスタレーションデザインは スキーマ建築計画 の長坂常氏。日本の日常風景にある洗濯物干し竿から着想。「物干し竿の森」をコンセプトにパイプと蛍光灯をそれぞれ違う高さに配置した独創的なデザインと空間を提供しました。
長坂 常氏は、1998年に東京藝術大学を卒業後、すぐにスキーマ建築計画を設立。家具から建築まで多様な専門分野に精通し、常に1:1のスケールをベースにするデザインの手法を採用する。国内外で幅広く活動する傍ら、様々なジャンルでのデザイン活動を続けている。主な作品にはSayama Flat(2008年)、Aesop Aoyama(2011年)、House in Okusawa(2009年)、HANARE(2011年)、VITRA Exhibition Stand at Fiera Milano(2015年)、BLUE BOTTLE COFFEE(2015年)がある。
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